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環境部、大学温室ガス削減計画を樹立-ガイドラインを設ける 2012-05-18

 

環境部、大学温室ガス削減計画を樹立-ガイドラインを設ける

 

◇ 大学での温室ガス削減活動に活用できるように「大学温室ガス削減計画確立ガイドライン」を全国の大学に配布

◇ 大学で自主的に削減計画を確立しシナリオ作成ができるように削減計画確立ガイドプログラムを開発

 

環境部と韓国環境公団は大学で温室ガスの削減計画確立に活用できる「大学温室ガス削減計画確立ガイドライン」を設けたことを17日発表した。
 

今回の事業は環境部と韓国環境公団(以下「公団」という)で、低炭素グリーンキャンパス組成事業の一環として、2011年「大学温室ガスインベントリ構築ガイドライン」の発刊に引続き推進された。
 

環境部と公団は大学が温室ガス大量排出源のうち1つであり、地域社会に及ぼす影響が極めて大きいことを考慮し、次世代の主役である学生たちが気候変化への対応に対する認識強化と地域住民などの積極的参加を導くために、ガイドラインを発刊・補給することになった。
※ 温室ガスインベントリとは、国家、自治体、企業及び大学など一定の組織警戒の中で直接もしくは間接的に発生する温室ガス排出源と排出量を目録化したもの
 

新しく設けられた削減ガイドラインは、大学の水準を考慮した未来排出量(BAU)予測方法、削減目標の設定方法、削減手段の発見と適用方法及び削減手段の優先順位を導き出すために、経済性評価など一連の削減計画の確立手続きと方法を提示した。
これを通じて、温室ガスインベントリ構築結果を基に、大学で自ら削減計画を確立できるよう製作された。
※ 未来排出量(BAU: Business As Usual): 人為的に温室ガスを削減する努力をしなかった場合、未来に発生可能な温室ガスの排出量を推定した値
 

特に、削減方法別の削減量算定においては、算定公式を提示し、大学の事例を挙げて例題と共に答えと解説をつけておき、簡単に適用できるようにした。
これと共に、主要用語の整理、大学温室ガス排出現況の分析、BAUの展望例示を付録として提供し、有用に活用できるようにした。
また、「大学温室ガス削減計画確立ガイドライン」は温室ガスの削減目標の設定方法を基準となる排出量対比絶対量の削減方法とBAU対比削減比率設定方法のうち、大学の状況を考慮して自律的に選択するようにした。
※ 公共部門温室ガス削減目標: 2015年までに基準排出量対比20%絶対量を削減
※ 国家温室ガス削減の中期目標: 2020年までにBAU対比30%を削減
 

環境部と韓国環境公団は、今後本ガイドラインを全国大学に配布し、大学が自ら温室ガス削減活動に活用できるようにするほか、大学でより簡単に削減計画を確立できるように「大学温室ガス削減計画確立ガイドプログラム」も製作・配布する計画である。
 

削減プログラムは削減ガイドラインで提示したインベントリを分析し、未来の排出量を展望、削減手段及びシナリオ設定など、削減計画樹立の各段階を相互的に連携できるようし、非専門家でも削減計画を簡単に確立できるよう開発された。
また、持続的に対象大学を拡大して削減計画の確立を誘導し、大学が能動的に温室ガスを削減できるように手助けする計画である。
 

去る4月に「大学温室ガス削減計画確立ガイドライン」とプログラムを利用し、2011年低炭素グリーンキャンパスとして選定された10校の大学を対象に温室ガス削減計画確立のための担当者教育が行われた。
より積極的に温室ガス削減活動に参加する大学に対しては教育も一緒に行うことで、大学の温室ガス削減をサポートする計画である。


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