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グリーン強国に続き、環境保健強国をも目指す 2012-05-14

 

グリーン強国に続き、環境保健強国をも目指す

 

◇ 国立環境人力開発院では、15日~25日アジア・中東及び東ヨーロッパ地域の環境担当公務員を対象とする国際環境政策研修過程を実施
- 石綿や残留性有機汚染物質などの管理や子供環境保健など、主要環境保健政策と推進経験を広める

 

韓国は世界の中の「グリーン強国」に続き「環境保健強国」としての位置づけを固めるための過程を着々と進めている。


環境部国立環境人力開発院(院長パク ウンヨル)は15~25日までの11日間、アジア、東ヨーロッパ、アフリカ地域の開発途上国環境分野の公務員を対象に「第8次国際環境政策研修過程」を実施する予定。
国際環境政策研修過程は2005年より始まり、今年で8回目を向かえ、環境教育訓練及び情報交換により互いに持続可能な発展を狙うと同時に、韓国の環境産業の海外進出の土台を設けるためである。
 
この度はタイ王国やインドネシア共和国、イエメン、ウズベキスタン、ブルガリア共和国、タンザニア連合共和国などの16カ国20名の公務員が参加する予定である。


今回の研修は韓国が環境保健法の施行(2009.3)、国際環境疫学会(ISES-ISEE2010)の誘致(2010.8、開催)などを通じて「グリーン強国・環境保健先進国」への努力を強調するために「グリーン環境保健」をその主題として選定した。

今まで国立環境人力開発院では、生物多様性の保全(2010)、気候変化の対応政策を樹立(2011)するなど、毎年適切な環境主題を選定し、専門化されたプログラムを運営してきた。
今年の主題は世界保健機構(WHO)など、国際機構と世界各国での環境保健問題を解決するための努力や、アメリカやヨーロッパなど色んな国で健康栄養調査や有害物質の暴露勧告基準などを設けるなど、途上国などの健康保護のための対策を強化している流れに合わせて韓国の役割を強化させるために選定した。


「第8次 国際環境政策研修過程」は韓国のグリーン環境政策及び現況、石綿安全管理対策、韓国での化学事故対応政策など、6つの課題と関連する色んなプログラムを進行する予定である。

グリーン成長と環境保健に関する講義及び現場研修と国家報告書の発表、関連分野のアクションプレーンを樹立するためのグループディスカッションなどを通じて、参加国家の関連政策への適用法案を合わせて模索する計画。
また、基礎韓国語会話や韓国の伝統遊びを体験するなど、韓国文化に対する理解を深め、同時期に開催されるヨス博覧会も参観する予定である。
※ 教科目(6科目): 韓国のグリーン環境政策及び現況、石綿安全管理対策、韓国の化学事故対応政策、残留性有機汚染物質(POPs)管理制策、多重利用施設の室内空気質の改善対策、子供の環境保健政策


国立環境人力開発院の関係者は“今回の研修を通じて、世界最初に制定・施行される環境保健法とこれを基に推進される環境保健政策、そしてグリーン成長と気候変化問題を解決するための努力に目を向けるほか、関連分野の公務員に情報の習得や交流の場を設けることによって、韓国の位置づけはもちろん中長期的に関連産業を進出させるなど、国の利益に大きな役割を果たすだろうと期待している”と述べた。


原文リンク
 

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