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温室ガス? 環境影響評価に任せろ!! 2年間1,147万トン削減 2012-02-06

 

温室ガス? 環境影響評価に任せろ!! 2年間1,147万トン削減

 

◇ 最近2年間の温室ガス環境影響評価の運営結果、年間1,147万トン削減、経済効果2,170億ウォン

◇ 2012年から全ての環境影響評価対象事業として温室ガス評価を拡大

 

環境部は5日、2年間(2010年~2011年)、53の開発事業を対象に実施した温室ガス環境影響効果制度を運営した結果、1,147万トンの温室ガス削減の効果があるとの分析内容を発表した。

「温室ガス環境影響評価」とは、開発事業過程で排出される温室ガスの発生量を評価して効率的な削減方案を講ずるための制度で、開発事業者に土地利用、エネルギー効率向上、資源の再利用、緑地確保などの温室ガス削減方案を用意するようにしている。

 

温室ガス環境影響評価による削減量1,147万トンは、2020年国家温室ガス削減目標量である2億4,400万トンの4.7%に該当し、POSCOの年間排出量である7,352万トンの15.6%に該当する量である。これらは別途の低減対策を講じない場合に排出される基準排出量(BAU)3,239万トンに比べて約35.4%に該当する量である。2011年ヨーロッパCO2排出権取引市場の平均取引価格に換算する場合、年間約2,167億ウォンの経済効果があると評価されている。これは、樹木殖財に換算する場合、370百万本の桜木を植える効果と同等である。

 

環境部は今後、温室ガス環境影響評価を拡大実施して温室ガス削減を積極的に実施する計画である。開発事業過程で発生する温室ガスの削減を拡大するために、現在はエネルギー、都市、産業団地、道路、観光団地など5つの分野のみに対して実施していたが、2012年から全ての環境影響評価対象事業分野(18つの分野)に拡大する予定である。また、「開発計画樹立」の上位段階である「基本計画樹立」の段階から「低炭素緑色型開発計画」が樹立できるように戦略環境影響評価を施行する方針である。

 

※参考: 温室ガスの削減事例

  1. 現代グリーンタワー発電機5、6号機建設事業
    発電所で重油を使用する時に温室ガス370万トンが発生するが、副生ガス発電設備を設置し、熱源は製鉄過程で発生する副生ガスを利用するようにして年間165万トン(44.4%)を削減している。
  2. POSCO LNG複合発電所1、2号機代替建設事業
    既存の発電所を運営するときには温室ガスが358万トン発生するが、高効率発電設備に代替発電所建設(1次的にはガスタービンを利用して発電し、2次的には蒸気タービンから大気に放出される排気ガスに残っている熱量の一部を回収ボイラーを用いて蒸気を生産し、蒸気でタービンを駆動して発電)、LED照明などのエネルギー効率向上設備、緑地及び公園造成などの温室ガス吸収源確保により年間131万トン(36.6%)を削減している。

 

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