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炭素成績標識、気候変化対応の代表的な認証制度として定着 2012-04-09

 

炭素成績標識、気候変化対応の代表的な認証制度として定着

 

◇ 制度導入3年で認証企業100社(認証製品548種)突破

◇ 低炭素製品認証導入により緑色技術開発・適用を通して済州島の年間電気使用量の15%に至る温室ガス
   (CO2 2万6千トン)削減

◇ 人気アイドルもキャンペーインソングで温室効果ガス削減運動に参加

 

環境部と韓国環境産業技術院は、炭素成績標識認証制度の導入(2009.4)3年で認証企業が100社を突破するなど気候変化対応の効果的な手段として位置づけていると9日明らかにした。炭素成績標識制度は、製品(サービスを含む)の原料取得から生産・流通・消費、廃棄などにわたる製品全過程で排出される温室ガスの排出量を製品にラベル形態で表示する制度である。1段階の炭素排出量認証と2段階の炭素成績標識で構成されて実施される。

炭素成績標識制度は、導入初年度の2009年には認証企業が33社、認証製品が111種だったが、3年目の今年4月現在、103社、548種の製品が認証を受けた。認証企業数は約3倍、認証製品数は約5倍増加し、このような趨勢では2014年には炭素成績標識認証世品数が1000種を超えると予想される。

特に炭素成績標識の2段階認証である低炭素製品認証は気候変化対応の手段はもちろん、企業の緑色技術の開発を促進する先進化された政策手段として注目をされている。低炭素製品認証は昨年11月韓国で世界初に導入されたもので、炭素排出量認証を受けた製品のうち、炭素排出量を低減するかあるいは炭素排出量が同種製品の平均排出量より少ない製品に与える。4月現在、現代自動車のソナタハイブリッド、CJ第一製糖の包装米飯ヘッバンなどの18種の製品が低炭素認証を受けた。

韓国環境産業技術院が低炭素製品認証を取得した18製品の2011年販売量を基準に温室ガス削減効果を分析した結果、同量を低炭素製品に代替する場合、26万6千トンの温室ガス(CO2)を削減できる。低炭素製品認証取得製品は、使用段階エネルギー効率及び燃費向上、製品生産効率化、包装材及び製品軽量化などの製品別特性に合う様々な緑色技術を開発・適用して温室ガスを削減してきた。このような削減効果は、松の木9,600万本の効果と同じで、済州島の2か月分の電気を生産するときに排出される温室ガスを削減する効果と同じである。

また、人気アイドルがキャンペーインソングで温室効果ガス削減運動に参加することで、国民的な運動として展開している。2011年実施した炭素成績標識制度に対する国民の認識調査結果、国民の大部分(91.9%)は「製品に温室ガス排出量が表示される場合、温室ガス排出量が少ない製品を優先的に購入する」と答えた。

韓国環境産業技術院は「気候変化への対応を望む国民と企業の関心が高まっている時期であるため、様々なインセンティブ及び支援策を提供して炭素成績標識制度活性化による低炭素社会定着に拍車とかける予定である」と述べた。このために、グリーンカードと連携したインセンティブ(エコマネ)の提供、環境にやさしい建築物認証制度評価時に加点付与、緑色製品総合落札方式の適用などを推進する予定である。また、中所企業の認証負担を減らすために、炭素成績標識無料コンサルティング、認証による手数料(50%)支援などを継続的に実施する計画である。

炭素成績標識制度の詳しい情報は炭素成績標識ホームページ(www.edp.or.kr)で確認できる。

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