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高毒性化学物質に対する知る権利強化される 2012-03-26

 

高毒性化学物質に対する知る権利強化される
 

 

これまで韓国政府では現場労働者に高毒性の化学物質のうち、発がん性物質に対する情報のみを提供してきたが、これからは生殖細胞変異原性及び生殖毒性物質に対する有害性情報も提供する。

雇用労働部は3月26日、このような内容を反映した「化学物質及び物理因子の暴露基準(雇用労働部告示第2012-31号)」を告示した。

最近、国際社会で注目されはじめた発がん性(Carcinogenic)、生殖細胞変異原性(Mutagenic)及び生殖毒性(Reprotoxic)物質は通常「CMR物質」と呼ばれ、人体に最も有害な高毒性物質(Chemical of very high concern)と知られている。従って、生殖細胞変異原性及び生殖毒性物質に対する情報が追加に表記・提供されることになれば、化学物質を扱う事業場はもちろん、一般国民の高毒性化学物質に対する知る権利が強化されることになる。特に、今回改正された告示には生殖毒性物質20種と変異原性物質38種が含まれている。

生殖細胞変異原性及び生殖毒性の定義及び分類は、全て化学物質の分類・表示に関する国際基準(GHS)いより表記される。英語で表記された化学物質名称をハングル化して、上位法の名称と異なる場合には、上位法基準で標準化して、化学物質に対する法的な基準を適用するとき混乱を防ぐことになった。

ムン・キソプ産災予防補償政策官は、「化学物質の有害性・危険性を評価するシステムを運営して事業場で使用する化学物質の最新有害性情報を持続的に反映・公表するなど、有害化学物質を管理していく予定である」と述べた。

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